こんにちは、ぺーたろーです。
2017年03月02日にfacesを開催してきました。今回のテーマはマーケティング。
そもそもfacesって何よ
っていう話ですよね。
facesはベンチャーで働くことに興味がある方のためのイベントです。職種ごとに開催していまして、今まで「デザイナー」「人事・経理」と開催してきまして、今回は「マーケティング」でした。ベンチャーの方々に自社サービスのことと、マーケティングのこと両方について語っていただきました。
ちなみに、エンジニア版もやりたいので協力者を探しています。ぺーたろーだとイベントはできてもエンジニア集客ができません。誰か一緒にやりませう。連絡待っています。
さて、イベントの中身に話を移していきましょう。
カップルや友だちとの写真をカメラマンが撮影「Lovegraph」
株式会社ラブグラフ 最高執行責任者 中井 健太
2014年4月楽天入社。楽天グループ全事業部横断でマーケティングを統括するグループマーケティング部に配属され、チーム発足以来初めての新卒としてTVCMを中心とした大規模マスマーケティングに従事。マーケティングプランニングからクリエイティブのディレクションまでの川上から川下までの広い範囲の業務を経験。その後、2016年2月に株式会社ラブグラフに参画。取締役COOとして経営戦略、法人アライアンス、マーケティング、広報PR、法務など主にビジネスサイドを重点的に担当。個人の活動ではスタートアップの戦略コンサルを行ったり、経営学研究者として慶應ビジネススクールでの講演経験を持つ。大阪出身の25歳。
最初に登壇したのはLovegraph(ラブグラフ)のCOO、中井さんです。前職は楽天でマスマーケティングを担当していたとのこと。
さて、Lovegraphはカップルフォトの撮影サービス。カップルのデートにカメラマンが同行して写真撮影をしてくれます。最近はペットや記念日、旅行、七五三等の家族での利用シーンも多いそうです。
Lovegraphのサイトをやtwitter、instagramを訪れると、過去に撮影された写真をみることがきます。そこには素敵な写真がたくさん並んでおりまして、この写真をみて潜在ユーザに「自分もこんな写真が撮りたい!」と思って頂くことが大事とのことです。カメラマンの方は2017年3月現在、日本全国に180人。セブ島などの海外にもいるそうです。
さて、話はマーケティングへ。Lovegraphのマーケティングで最も重要なことの一つはインフルエンサーや、口コミでサービス認知を広げることだそうです。Lovegraphはサービスの性質上、綺麗な写真が絶対にありますし、こんな写真があったら絶対にSNSに投稿してしまいます。認知度を上げればサービスを使ってくれる人が増えるため、だからこそその効果を如何にして高めるかが重要とのことでした。
Lovegraphは今年から台湾でもサービス展開するそうです。中井さんはその責任者として台湾でも活動予定。海外に行くきっかけを伺ったところ、「Lovegraphのビジョンは『幸せな瞬間をもっと世界に』なので、世界に出ていくこと自体には社内で特に異論はなかった」とのことでした。写真は幸せな瞬間を切り取るのに最適なサービスで、美しい写真は言葉に関係のないグローバルなものです。グローバル展開ではマーケティングの方法も変わってくるでしょう。Lovegraphのグローバルな活躍とマーケティングの変化にも注目です。
CtoBの新世代転職サービス「Scouter」
株式会社SCOUTER デジタルマーケティング担当 近藤 研吾
2015年株式会社エスワンオーインタラクティブに入社。コンサルティング営業としてディスプレイ広告やSEMを中心に、30社以上のWebマーケティングを担当。その後、2016年7月に株式会社SCOUTERに参画。入社後は、デジタルマーケティングの企画・戦略立案・運用などを中心に、ToB/ToCのマーケティング責任者として幅広い業務を担当している。
続いて登場したのはSCOUTERの近藤さん。前職はwebマーケティング関連企業に勤めており、その経験を活かしてSCOUTERでマーケティングを担当しているとのことです。SCOUTERのサービスを説明するのは大変なので、こちらの動画をご覧下さい笑。
SCOUTERは転職のCtoB(Customer to Business)という、真新しいサービス。転職という意味ではレッドオーシャンでも、CtoBという意味ではブルーオーシャンという特徴があり、これがマーケティングにも影響しているそうです。転職サービスだからとそれを意識しすぎれば既存のサービスと似た宣伝となってしまうし、新しさを意識すれば伝わらないというジレンマがあるとのこと。だからこそギリギリのところでバランスをとることが重要そうです。
さて、SCOUTERのマーケティング。近藤さんはユーザの獲得からナーチャリングまで幅広く対応しているそうです。web広告が中心で、今までも施策に対する効果は定量的に観測してきて、これからも継続するそう。今までも目標値を設定しており、数値上は順調にクリアしてきたものの、ちょっと誤算もあったそう。「数字上はユーザが順調に増加しているのですが、アクティブ率が想定ほど高くなかったのです。また、活動してほしい人が活動していなかったりと、もっと理想に近づくようにマーケティングを調整しなければいけない」(近藤さん)とのことでした。
また、印象的だったのは「(社内ではなく社外にも)ビジョンを伝えていかなければならない」との発言でした。そうしないとお金目的のscouter(転職を斡旋する方)が増えてしまったりして、幸せな転職を増やすことができなくなってしまう、とのことでした。正しいユーザに正しく使ってもらう、というのもマーケティングで意識するポイントのようです。
ライフスタイルデザイン(LaFabric)
株式会社ライフスタイルデザイン CTO 中筋 丈人 氏
1980年茨城県出身。高校卒業後、陸上自衛隊に入隊 重迫撃砲副砲手として各種任務に従事。その後、ITエンジニアにキャリアチェンジをして、エンタープライズ系システム設計構築、大規模無線LAN設計構築などを経て、2013年NHNテコラスに入社し、サービス企画やITインフラの設計運用に従事。2015年アマゾンジャパン㈱入社 ディストリビューションセンターのシステム構築、運用業務に従事。2016年4月にリードエンジニアとしてライフスタイルデザインに参画。同年11月に執行役員CTOに就任。
Lafabricは、オンラインで作れるカスタムオーダースーツブランド。
カスタムメードのスーツって作るの大変なんですよね。お店に行って、生地選んで、採寸して… …。LaFabricならそんな手間も軽減できます。一回お店で測ってもらったら、二回目以降はスマホでスーツが買えてしまうというサービスです。言い換えると、測定したパーソナルデータをオンラインに保存して、次回以降はECで購入できる、というわけです。最近は新しい生地の開発にも力を入れているとのことで、水で洗えるスーツ、スーツの中の温度を一定に保つスーツ、しわにならないスーツなどを続々と発表されているそうです。
さて、今回はマーケティングのイベントなのになんでCTOである中筋さんが登壇したのか。それはLaFabricのマーケティングがデータを起点として運営されているからとのこと。「定義できないものは管理できない、管理できないものは測定できない、測定できないものは改善できない」という考え方は生産管理系のものらしいですが、これはマーケティングにもあてはまるといった言葉が印象的でした。
この日、中筋さんからはたくさんの事例を出していただきました。エンジニアからマーケティング担当者へ「エンジニアに頼めばこんなこともできるよ」というメッセージです。
例えば「SQL(データを抽出する言語だそうです)を利用して、ある流入経路で入ったきた顧客が、どのくらい売上に影響しているかのグラフを作成する」「あるキャンペーンからの顧客がどの程度定着しているのかを調査する」といったお話でした。データはなるべく数値化して分析できるようにしているようです。
次回のfacesの予定は…
冒頭にも書きましたが、facesはデザイナー、人事、マーケティングなど色々なテーマで不定期に開催しています。
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