sprout#17。優勝は訪日外国人向けに無料SIMを貸し出す「WAmazing」

 

2017年4月10日にsprout#17を開催しましたのでレポートです!

 

そもそもsproutとは

sproutとは、渋谷で開催しているスタートアップのプレゼンテーションイベントです。sproutに登場するのはBtoCのサービスを展開するベンチャー企業ばかり!日本最先端のサービスを体感できるのがsproutです。

20秒×10枚のスピーディなプレゼンテーション、お酒も交えながら楽しく運営するのがコンセプトのプレゼンテーションイベントです。最近は100人以上が集まる人気イベントとなっています。
(sproutのFacebookより)

というわけで、今回も100名がオーディエンスとして駆けつけてくれました。ありがとうございます。

sproutには毎回100名ほどが参加。

それでは登壇していただいた企業を紹介していきます。

 

成田空港から使える訪日外国人向け無料SIMカード「WAmazing」

司会のオギー(左)とWAmazingの加藤さん(右)

 

この日最優秀賞に輝いたのはWAmazing。


日本はオリンピックの影響もあって訪日外国人の数が、2015年の2000万人弱から2020年には4000万人にしようと政府が計画しています。その際彼らが困るのが、日本にいる間のスマホの通信問題。日本は諸外国に比べて無料wifiも非常に少ないと言われています。

そんなときに使用してもらうのがWAmazing(ワメイジング)。空港にWamazingの機械があるので、そこから事前に登録したSIMを受け取って、スマホにSIMを差し込めば日本でもスマホが使えるようになります。Wamazingは既に成田空港に設置されており、7月には羽田空港に設置を目指しているそうです。

Wamazingの通信制限は500MBですが、それ以上使いたいユーザはアプリから追加購入も可能。また、事前登録の際にはWamazingのアプリのインストールが必要で、その際旅程等を入力します。その情報を利用してWamazingからホテルのリコメンドやタクシーの案内をしてくれる機能もあるそうです。

 

世界中のランニングコースが投稿されるCGM「Runtrip」

Runtripの大森さん

 

Runtripは、世界中のランナーが自慢の道を投稿しあう、ランナー向けCGMサービス。大森さん自身も元々箱根駅伝のランナーで、走ることはもっと楽しめると思い、Runtripを立ち上げたそうです。

Runtripのwebやアプリをみると、ランナーが投稿した数多くのランニングコースが掲載されています。海沿いのコースやお寺を巡るコース、海外のコースもあるそうです。ユーザはこれをみて同じコースを走ってみるというわけですね。Runtripを使えば地元の道を再発見したり、旅行先で素敵なランニングコースと出会うことができます。ランニング時にはapple watchと連携してコースナビゲーションもしてくれるそう。

家の近所を走るならいざ知れず、わざわざ走りにいくときランナーが気になるのは、着替えや荷物置き場がどうなっているかという施設情報。Runtripではそれらの情報もちゃんと記載されいるそうです。

 

最近はランニングブームもあり、グループランが流行っているそうです。ですのでコミュニティ運営も大事なのだとか。それに伴い「決められたゴール会場を目指して、各自がアプリ片手に好きなコース・ペース・距離を走る」Runtrip viaも最近ローンチしたそうです。

 

みんなのプレイリストが共有できる音楽サービス「DIGLE」

CotoLabの西村さん

DIGLE(ディグル)はspotifyを利用した音楽共有プラットフォーム。このsproutに登壇した数日後に正式ローンチのプレスリリースが出て、各種メディアに取り上げられていました。

気軽に音楽をディグれる!音楽プレイリスト共有サービス「DIGLE」、メジャーレーベルとも連携


毎日効く音楽が一緒。新しい音楽をさがすのが面倒。音楽が好きな人でもこんな悩みを抱えています。そんなときに登場するのがDIGLE。 Spotifyを利用して、プレイリストをスマホで共有できるサービスです。

プレイリストの共有と聞いてもぺーたろーはピンとこなかったのですが、音楽版のInstagramと聞いてわかりました。好きなモデルや芸能人の投稿は、自分には関係なくてもついつい見てしまうもの。同じように、好きな芸能人がプレイリストを共有していたらついつい聞いてしまうのではないでしょうか。

今度詳しくお話伺えるので、そのときが楽しみです( ̄ー ̄)

 

日常に溶け込むヘルスケアサーバー「healthServer」

ドリコスの竹さん。写真右下がhealthServerの実機。


続いて登場したのはドリコスの竹さん。「あなただけの、スマート栄養士」を標榜する「healthServer(ヘルスサーバー)」を開発しています。

ヘルスケアデバイスは世に様々出ていますが、それらの多くはアドバイスだけで実際に行動をかえることはない、と言われています。しかしhealthServerは違います。実際にユーザに行動変容を促すのです。

healthServerを使う際にはまず、ランニングや就寝など前後のスケジュールを入力します。次に生体センサで体の負荷を測定します。そうすると、自分の体に足りない栄養素が水溶性の粉末でコップに注がれるので、それを水に溶かして飲みます。


healthServerのコンセプトは生活に溶け込むこと。なのでユーザがわざわざやらなくてはならないことはなるべく避けたいとの言葉も印象的でした。

healthServerの本格展開は2017年9月を予定。オフィス用からとのことですが、家庭用の販売も視野に入れているようです。

 

 

会話でつながる音声SNS「シュミトモ」

シュミトモを運営するanycolorの津倉さん

シュミトモを運営するのはanycolor。anycolorというのはいろいろな個性を指しており、孤独の総量を減らすのが会社のミッションとのことです。それもあってかメンバーも元音楽プロデューサーや人気コスプレイヤーの方もいたりと多彩な顔ぶれです。

さて、シュミトモは声でつながるSNS。共通の話題で会話ができるサービスです。声だけのコミュニケーションというのは簡単で、女性なら化粧もいらないし、着飾る必要もありません。

 

シュミトモの使い方は簡単。シュミトピ(話題)を見つけて、最大4人で音声チャットを楽しむだけ。他のユーザーの会話を聞くだけという楽しみ方もあるそうです。何かを共有したいとき、騒ぎたい時、暇な時なんかに使って欲しいとのこと。

ぺーたろーはインディーズバンドのライブが好きなのですが、インディーズだとなかなか共有する相手をみつけるのが難しいのです。シュミトモならそんな問題も解決できるかもしれないので、LIVE後なんかに是非使ってみたいです。

アプリは4月中ににローンチするそう。是非チェックしてみたください。

 

次回のsproutは6月上旬予定

次回のsproutは6月上旬に渋谷で開催予定です。次回告知はFacebookでしますので是非フォローしてください!
https://www.facebook.com/shibuyasprout/

前回最優秀賞のHuberからWamazingにトロフィーの授与