資生堂R&Dがオープンイノベーションプログラム「fibona」を開始。beauty wellness分野で協業スタートアップを募集

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[情報開示] pilot boatはfibonaの運営をサポートしている。

2019年07月01日資生堂R&Dは、オープンイノベーションプログラム「fibona(フィボナ)」の開始を発表した。同日から08月29日に行われる社内ピッチ会(fibona Pitch Stage)への参加企業を募集している。

オープンイノベーションプログラム”fibona”がはじまります
https://spark.shiseido.co.jp/topics/719/
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資生堂R&D戦略部長の荒木氏はfibonaと取組みの経緯を、次のように述べる。

資生堂は現在日本の化粧会社と認知されており、実際にその通り。しかし現在は、グローバルのbeautyカンパニーへと変わっていこうとしているところです。

化粧品からbeautyへとビジネスドメインを広げていくときに、必ずしもアセットをもっているわけでもないし、昨今のマーケットの動きは非常に早い。だからこそfibonaというオープンイノベーションで外部の方々と協力しながら、世界へbeautyを届けていきたいと考えています。

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資生堂R&D戦略部長 荒木 秀文 氏

 

fibonaでは08月29日に、資生堂社内のピッチ会「fibona Pitch Stage」を開催予定。現在登壇するスタートアップを募集中だ。fibona Pitch Stageに登壇したスタートアップには、資生堂から共同研究、提携、出資などの提案をする可能性がある。評価項目は「アイディアの新規性」「ビューティとの親和性」「実現性の高さ」「競合優位性」など。

募集分野は幅広く「beauty wellness」だが、R&D部門によるオープンイノベーションなので、資生堂の研究開発内容を活かせるプロダクトのほうが相性はいいかもしれない。「資生堂の強みはグローバルへのネットワーク。イノベーションの世界への展開を本気で考えているので、ぜひスタートアップの方々と共創していきたい」とのことだ。

fibona Pitch Stageへの応募条件は以下の通り。

1) 自社の製品・サービスまたはプロトタイプを有すること
2) 本プログラムのへの応募の時点で商業登記が完了していること
3) 資生堂と共同で製品・サービス等の開発を行う可能性に同意していること
4) 2019年8月29日に実施する資生堂社内におけるピッチ会に、経営陣が参加しプレゼンテーションできること

申し込みに際しては事前相談会も実施。若いスタートアップにも門戸は開かれているので、fibonaに興味のあるbeauty wellness分野のスタートアップにはぜひ検討してほしい。

fibona発表のキックオフイベントの一コマ

 

制作チーム

WRITING
ぺーたろー / 納富 隼平(Notomi Jumpei)
合同会社pilot boat 代表社員CEO
1987年生まれ。明治大学経営学部卒、早稲田大学大学院会計研究科修了。在学中公認会計士試験合格。大手監査法人で会計監査に携わった後、ベンチャー支援会社に参画し、300超のピッチ・イベントをプロデュース。 2017年に独立して合同会社pilot boatを設立し、引き続きベンチャー支援に従事。長文でスタートアップを紹介する自社メディア「pilot boat」、toCベンチャープレゼンイベント「sprout」、その他スタートアップイベントを運営。得意分野はファッション・ビューティ×テクノロジーをはじめとするライフスタイル・カルチャー系toCサービス。各種メディアでスタートアップやイノベーション関連のライター、大手企業向けオープンイノベーション・コンサルティングも務める。
Twitter: @jumpei_notomi
PHOTOGRAPH
Kengo Hino
建築会社での撮影をキッカケにフリーのフォトグラファーとして活動。
現在は人物やライフスタイルを中心にwebなどで活動する他、地方創生に関する取り組みに協賛し撮影協力を進めている。
 

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