BtoCサービス特化型プレゼンイベントsprout。2016年6月29日、第13回が渋谷ヒカリエ8(ハチ)で開催されました。
ぺーたろーは主催者の一人であります。
sproutの特徴はBtoCのサービスばかりが出てくることです。なので会場のほとんどの人が使いうるサービスとなっているんですね。
さて、順番に登壇者を紹介していきましょう。
色んな場所をbotが回答「pathee」
最初に登場したには株式会社 トライトゥルーの寺田さん。「歩いて5分の場所を探せる」がコンセプトのpatheeを運営しています。
「今」渋谷で定食食べたいな、と思ってまとめサイトが出てくる。「今」おみやげ買いたいな、と思ってもamazonが出てくる。皆さんそんな経験ありますか?ありますよね。そんなときに便利なのがpathee(パシー)です。
patheeアプリをダウンロードしたら、patheeに検索したい「場所」を入力します。トイレでもランチでもなんでも調べられます。入力すると、歩いて5分以内の該当する場所が出てきます。見知らぬ土地や、新しい出会いを探しているときなどに重宝しそうです。
今回フィーチャーされたのはbotでも回答がされる点。ここ数ヶ月botが流行っていますが、patheeは1年以上前からbotを導入しているとのこと。定型的な質問なら3秒くらいで回答をくれます。この3秒というのも、本当は一瞬で回答できるものをちょっと考えている風に演出するための時間だそうです。演出が憎いです。
ボーカルと楽器の重ね撮りができるmerocy
続いての登場はmerocyを運営するigonote社の中西さんです。ボーカルや楽器を重ね撮りして一つの楽曲を作り上げることができる「merocy(メロシー)」を運営されています。
melocyは知らない人同士で音楽に重ね録りして投稿できるサービス。
音楽をやっている人は誰かに聞いて欲しい欲がある。#sprout_shibuya— sprout_shibuya (@sprout_shibuya) June 29, 2016
merocyは知らない人同士で音楽を重ね撮りするアプリ。楽器が上手くなってくると誰かに聞いて欲しい欲が出てくるものですが、いきなりライブハウスでは難易度が高すぎます。そこでmerocyに投稿する方が多いそうです。
アマチュアのバンドなんかも使っているそうで、あるあるなのが例えばベースだけいない!なんていうこと。そのときにベースを演奏してくれる人を探すことも可能だそうです。楽曲は既存のものでも可能だし、オリジナルのものでも可能。なんと50人が合唱したものもあるそうです。
これだけ重ねると音が微妙にズレてきそうなものですが、そこはやはり肝なところで特別なシステムを使ったり、後から微調整できたりもできるそうです。
melocyからできたバンドや、メジャーデビューしそうな方もいるというのはすごいです。
子どもの一瞬の笑顔を逃さない、ウインクだけで写真が撮れる「Blincam」
前半最後のプレゼンテーションはBlincamの稲見さんです。
Blincamならウインクするだけで写真が撮れる!#sprout_shibuya
— sprout_shibuya (@sprout_shibuya) June 29, 2016
Blincamはウインクをすればその瞬間の写真が撮れるというIoTデバイスです。たった25gのデバイスをメガネに取り付けて、ウインクをするだけで写真が撮れます。
両手が空いているので、手が汚れても大丈夫だし、料理なんかしてても写真を撮りやすい。
アーティスト目線の写真とかもいい。#sprout_shibuya— sprout_shibuya (@sprout_shibuya) June 29, 2016
元々は子どもの一瞬の笑顔を取り逃がさないために開発したそうです。子どもがふとした瞬間に笑顔になったときにスマホの写真を準備していたら、その間にその笑顔はなくなってしまいますね。Blincamならウインクをすればいいだけなので笑顔を取り逃すこともありません。
一瞬で撮れるという利点に加えて、Blincamのいいところは両手が空いているということ。例えば料理の写真を撮ったり、ミュージシャンがライブ中の一瞬を写真に収めたりすることも可能です。
7月中旬にはクラウドファウンディングもする予定とのことで、気になる方は是非チェックしてみてください。
友達の就職相談が副業になる!?ソーシャルヘッドハンティングサービス「スカウター」
休憩を挟んで後半最初に登場したのはスカウターを運営するRENO(リーノ)の中嶋さんです。ソーシャルヘッドハンティングサービス「スカウター」を運営しています。
スカウター。皆の友達や知人を企業に紹介する。
有料職業紹介になるので、契約社員になる。
食事代もでる。
転職が決まれば転職者の年収の5%が紹介者(スカウター)に入る仕組み。#sprout_shibuya— sprout_shibuya (@sprout_shibuya) June 29, 2016
スカウターとはスカウトする人のこと(ドラゴ◯ボールじゃないよ)。友人・知人を求人を出している会社に紹介、友達がどういう人かの紹介文も必要です。紹介する手前、変な会社は紹介できませんし、昔からの友人なら友人がどんな人かも知っていますので紹介文も書きやすいですね。
スカウターは有料職業紹介になるので、RENO社と雇用契約を結びます。アルバイトのイメージですね。アルバイトなので友人からの相談を受けている時間も、紹介文を書いている時間にも時給が発生するというのが面白いですね。求人数はサービスを公開してからうなぎ登りの800件。どんどん増えているそうで、紹介できる案件が増えているのは嬉しいポイントです。
副業ができる人は是非是非登録してみてください。
家にいたまま会議やライブに参加できるバーチャル集会アプリ「cluster」
本日最後の登壇はクラスター社の加藤さんです。「引きこもりを加速する」がキャッチコピーのサービスで、プレゼンが苦手だそうです笑。20秒×10枚は難しいので、200秒の動画を作ってきました。今まで50社くらい登壇していますがこんなことは初めてです。ただ、これ言われてみればルール違反ではなかったんです。ルールの間隙をついた素晴らしいアイディアです。やられました。次回から禁止します。
イベントをVRで体験!
VRでアイドルのライブを見たい!引きこもっていたい!#sprout_shibuya— sprout_shibuya (@sprout_shibuya) June 29, 2016
さて、clusterはVR上でライブ・会議・授業等ができるシステム。こんな感じでライブなんかに参加できます。
加藤さんは元々引きこもり。引きこもりだとイベントがあっても「玄関からでるのが面倒くさい」。そんな時に出会ったのがVRで、これなら家から出なくていいじゃないか!と思ってclusterを開発されたそうです。
現在はVRだけではなくて、最新OSならwindowsやmacでも閲覧可能になっているので、ヘッドマウントディスプレイをもってなくても閲覧可能です。
今までも似たようなシステムを作ることは可能だったのですが、せいぜい100人程度が限界だったそうです。しかし、clusterなら数千人が参加することが可能だし、これからもっと増えてくる予定だそうです。
バーチャルライブなら会場費はかからない、準備も片付けも不要だし、疲労もない、というのが面白いポイントです。まだバーチャル上でイベントをやるという文化がないため、そこの醸成もしつつclusterを展開してくそうです。
最優秀賞は…
sproutでは会場の皆さんからの投票で、その日の最優秀賞を決めています。
最優秀賞は…#sprout_shibuya
— sprout_shibuya (@sprout_shibuya) June 29, 2016
cluster!#sprout_shibuya
— sprout_shibuya (@sprout_shibuya) June 29, 2016
投票の結果、最優秀賞はclusterでした!
加藤さんにコメントを求めたら…
優勝の挨拶一言目が「申し訳ございません」笑#sprout_shibuya
— sprout_shibuya (@sprout_shibuya) June 29, 2016
おかげ様で今回のsproutも盛況で終わりました。
次回は9月上旬に渋谷で開催予定です。次回告知はこちらでしますので是非フォローしてくださいね!
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