"What is this product?" "Payke" that can search for any product information from a barcode

今回ご紹介するのは株式会社payke。訪日観光客向けにバーコードを利用して商品を紹介するPaykeを展開しています。創業の経緯からどんな人材が欲しいのかまでお話を伺いました。聞き手は当ブログ主である納富です。

 

Paykeはバーコードで世界中の商品がわかるサービス

 

Q. Paykeについて教えて下さい。

Paykeは、一言で言ってしまうと商品情報のプラットフォームです。バーコードを読み取ると、その商品の詳しい情報がでてくるというアプリを運営しています。その商品自体のテキストでの説明はもちろん口コミやレシピ、動画なども登録可能です。商品情報のwikipediaと言ってもいいかもしれません。それらの情報を簡単に登録できるプラットフォームがPaykeです。

株式会社Payke 代表取締役CEO 古田 奎輔

東京都生まれ。野球に明け暮れた幼少期から一転、中学からはパソコンにのめり込み半引きこもりへ。1日の大半をモニターの前で過ごす日々が始まる。私立成蹊高校に入学も、1年間で途中退学。 以降は放浪の日々を送る。その後、何かに引き寄せられ単身沖縄に移住。琉球大学に入学後、個人でEC事業を立ち上げ、開始1ヶ月で軌道に乗せる。県内貿易商社と協業し、 沖縄県産品の貿易業や海外プロモーションに携わる。その後独立し、2014年11月に株式会社Paykeを創立。同CEOに就任。

 

Paykeは当然日本の方にも使っていただけますが、現在注力しているのは訪日外国人です。彼らが日本に来たときに色々商品を見てみても、そもそも日本語だから何が書いてあるかわからないですよね。そんなときにPaykeのアプリを使っていただければ、その商品の詳細情報がスマホの設定言語で確認できるというわけです。現在は日本語・英語・繁体語・韓国語・中国語の5言語で商品情報を見ることが可能です。

 

他方で、Paykeは裏側でメーカーや小売りの方々を中心に事業者の方々にも使っていただいています。つまり彼らは、Paykeに自分たちの商品情報を登録し、それをマーケティングに活かしているのです。もうちょっと詳しく解説しましょう。ユーザがPaykeで商品情報をスキャンしますよね。Paykeの裏側では「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「どのくらい」見ていたのかがわかるようになっているんです。この情報から例えば「Aという人はこういう商品群をみているから、こういう商品が好きだろう」「この地域ではこういう製品がよく見られている」といった情報を把握することができるのです。

 

Q. Paykeの現状を教えて下さい。

おかげ様でPaykeも順調に成長してきて、2017年5月現在で約90000点の商品情報がPaykeから見られるようになっています。商品としてはコスメなどの美容系や医薬品、日用品などドラッグストアで買えそうなものが多いですね。あとは地方の特産品。説明があればもっと喜んで買う人がいるのに、という商品にやはり好評です。

訪日外国人の方に使っていただいているので、当然外国の方からもたくさんPaykeのアプリはダウンロードされています。台湾・香港・マカオで無料総合アプリ全ての中で1位になったこともあります。コンテスト等でもたくさん受賞履歴がありまして「起業家万博 総務大臣賞」「東洋経済『すごいベンチャー100』選出」「九州山口ベンチャーアワード 最優秀賞」などにも選ばれています。

 

ストーリーがわかったら買いたくなる商品はたくさんある

 

Q. Paykeを創業した経緯を教えてください。

私は前職で貿易関係の仕事をしていました。海外に日本のいい製品を販売するために、商品を目利きしメーカーから買い付け、キャッチフレーズをつけたりしていました。その一環で、メーカーの方、特に開発担当の方にお話を聞く機会が頻繁にありました。開発した方々は当然自分たちが作った商品ですから、なぜこの商品を開発したのかといったことから開発秘話までこれでもかというくらい商品のことを教えてくれるのです。

しかし、実際に商品になってみると、パッケージにはそんなことは一切書かれていない状態で量販店に何万点もの商品と一緒に並んでしまうのです。これってすごいもったいないな、と。webでもなんでもいいから、商品のストーリーや裏側を消費者が知れるシステムが必要だなと思ったのです。

商品情報がわからなくて1番困っているのは誰だろう、と考えたときに思いついたのが訪日外国人だったので、最初のフェーズでは訪日外国人をターゲットとしてPaykeの開発にとりかかりました。

Paykeのアプリをインストールしたペッパーが商品のバーコードを読み取る様子。

 

採用したいのは「企画営業とマネージメントができる人」

 

Q. Paykeで今欲しい人材はどんな方ですか?

営業や企画などの、提案型営業ができる人材です。とりわけBtoBの商材を売ってきた方や営業のリーダー的なポジションだった方は理想です。Paykeでは前述のとおり多くのメーカーと取引があるわけですが、顧客毎に要望がかなり異なるのです。現在は私とCOOの山田で対応しているのですが、さすがに限界がありますので私達を助けてくれる方を募集しています。Paykeを使ってうまく顧客の課題を解決してほしいですね。

あとは今回のイベントの趣旨とは離れるかもしれませんが、これから事業をグロースさせていく時期ですので、マーケターもいたら嬉しいです。

 

社員全員で沖縄に?!

 

Q. Paykeの他のセールスポイントがあったら教えてください。

とにかく全員が若いです。現在社員は16名で平均年齢は29歳です。野心家しかいなくみんな目がギラギラしています。

あと、実はPaykeの本社は沖縄なんです。沖縄は開発やバックオフィスが中心で、東京はナショナルクライアントやアライアンス、営業の方が多いです。企画職や営業・マーケティングは東京勤務の予定ですが、年に数回沖縄へ出張でいくこともありますし、沖縄で社員全員の飲み会を開催したりします。沖縄に行きたい方には最高の環境ですよ!

働き方もかなり自由です。赤ちゃんを連れて出勤している方もいますし、エンジニアは自宅勤務もOKにしています。ワークライフバランスには寛容な会社なので、柔軟な働き方を希望している方も心配せずに問い合わせいただきたいですね。

paykeの古田氏(左)とブログ主でインタビュアーの納富(ぺーたろー)