Innovation Leaders Summitに遊びに行ってきました。海外セクションが面白かったので軽くレポート致します。新事業創造カンファレンス 【第1部】グローバル市場を切り拓く! 「越境のフロンティアランナーたち ~世界に羽ばたく中堅・ベンチャー企業~」というセクションです。名前が長い笑。まぁ要するに海外展開しているベンチャーセクションです。
登壇したのは以下の方々。
- 児玉 昇司 氏 エス株式会社 代表取締役社長
- 高野 雅彰 氏 株式会社DG TAKANO 代表取締役
- Jan Rod 氏 株式会社16Lab Vice President
- 田中 順子 氏 トーマツベンチャーサポート株式会社(モデレーター)
本セクションの登壇者は経済産業省主催の飛躍プログラムで、昨年海外(ニューヨーク、シリコンバレー、 オースティン)に行かれた方々です。
※情報開示ですが、飛躍はぺーたろーが所属するトーマツベンチャーサポートが受託運営しています。ちなみにinnovation leaders summitは直接には関係ないです。多分。
エス社が展開するラクサスはバッグのサブスクリプションサービス。ブランドバッグが6,800円から借りられます。DG TAKANO社の超節水ノズルBubble90(バブル90)は、流し洗いで使用する水を最大95%カットする節水ノズル。16Labが開発するOZONはリング型のウェアラブルデバイス。ユーザのジェスチャーを認識して、特定のアクションを起こすことができます。
簡単なレポートは飛躍のオフィシャルページにアップされていたので、こちらでは気になったことを軽く紹介させて頂きます。狙ったわけではないのですが、児玉さんの話が多めになっております(・´з`・)
みんないらないって言ってたのにすごい使われる
早速エスの児玉さんのお話。ラクサスを展開する際にユーザアンケートをとったそうです。ですが、その結果はさんざんだったそう。
アンケートをとってみたら、借りてまでブランドバッグを持ちたい、という人はいなかった。でもサービス展開してみたら、結構な人数が使ってくれた。ユーザの本当の声はアンケートに出てこなかった。
この現象は海外でも起こるそうで、アンケートでは否定的だけれども、潜在ユーザに話を聞くと一定の需要があることがわかったそう。逆に、日本と同じ現象が起きる地域では必ず成功すると確信を得たとのことでした。
文化は違えど人は同じ
話はビジネスエリアだけでなくグローバル人材のマネジメントへ。
ヤンさんが働く16Labは多国籍な人材が集まる会社。日本人は社長だけで、メンバーには日本語が話せない方も多いのだそう。マネジメントはが大変そうと思いますが実態はどうなのでしょうか。
確かにメンバーは多国籍で文化的背景が違う。でも出身が違っても同じ人間で、必ず仲良くなれる
ヤンさんは元々政府系の機関で働いたり、今の16Labも数々の国から個性的かつ優秀なメンバーが集まるベンチャー企業。当たり前の話のようですが重みが違いました笑
さて、エスが採用したのも外国の方。採用がタスクだったようですが、日本とは仕事の仕方が全然違うそう。
一日中メールしてるから、何をやってるのか覗いてみたら、知り合いや自分の大学の卒業生に片っ端からLinkedinで連絡している。
他にも人の繋がりというのは本当に重要と痛感することは多く、シリコンバレーの有名起業のCEOを紹介してもらったこともある。
採用候補者の探し方も日本とは随分違うようですね。この他にも、予定は空いているといったらシンガポールでアポを入れてきたりするそうです。人の繋がりということを意識するとこんなこともあるのかと衝撃を受けました。
行動を起こす人はわずか
最後に会場の皆さんにメッセージということでDG TAKANOの高野さんから。同社は現在、カリフォルニアでも事業展開しており、多くの方々が視察や商談にいらっしゃるそう。
皆さん現場ではいいね、と口を揃えてくれる。でも行動を起こしてくれるのは本当にわずか。やるということは非常に重要。
DG TAKANO社だけのことではなく、やるかやらないかと言って本当に行動に移すいうのはエネルギーがいるものですものね。
続いてはエスの児玉さん。人材が全方位で足りないので興味のある方は是非、とのことでしたが、他にも会場の皆様(多くが男性)にお願いがありました。
奥さんや彼女に紹介して下さい!必ず1人にお願いします!月額6800円です!
さて、2016年10月30日現在、シリコンバレー、ニューヨーク、シンガポールに行ける「飛躍 Next Enterprise」が申込受付中です。登壇された3社が昨年行ってきたプログラムです。締切は11月06日まで。是非お申込み下さい!