【速報】高級バッグサブスクリプションのラクサス、アパレル大手のワールドが子会社化

株式会社ワールド(以下「ワールド」)は2019年10月25日、ラクサス・テクノロジーズ株式会社(以下「ラクサス」)の子会社化を発表した。取得価額は約43億円、議決権は62.5%を握ることになる。


自宅のバッグを貸出し、定額で借りる。高級バッグのサブスクリプション「ラクサス」 | pilot boat(パイロットボート) https://pilotboat.jp/2018/01/luxus/

 

ラクサスは高級バッグのサブスクリプションを展開するスタートアップ。直近の売上は7.5億円(2016年度)、11億円(2017年度)、13億円(2018年度)、営業利益は▲6億円(2016年度)、▲2億円(2017年度)、5百万円(2018年度)。ただし児玉社長によれば2019年度初月には数千万円規模の営業利益を計上している。

ラクサスは稼働率や位置情報を用いたりデータを利用することで、バッグの調達力を高めたりとデータマネジメントを実施。今回ワールドの傘下に入ることで、同社のアパレル情報などを組み合わせ、ラクサスの魅力を高めていく。例えば、ラクサスはバッグを貸し出す際、アプリ上でバッグと洋服をコーディネートして、トータルでのファッションコーディネートを提案している。その際コンバージョンは2.7倍に上り、「バッグの貸し出しだけでなく洋服も購入したい」という問い合わせもあるそう。今までは洋服の販売自体はしていなかったが、ワールドと提携することで、ワールドのアパレル商品を販売できるようにしたい考えだ。

ラクサスは海外進出にも意欲的。以前にニューヨークで実施したテストでは、結果的に進出しないという意思決定をしたものの、かなり好意的な反応が得られたという。ワールドの海外の知見も使いながら、引き続き海外進出を目指す。また、IPO計画も白紙になったわけではなく、引き続き目指してくとのことだ。

なおラクサスは社外取締役をワールドから迎えるものの、社名やサービス名、運営体制などに大きな変更はない。

pilot boatは後日、ラクサスに個別取材を実施予定である。

 

制作チーム

WRITING
ぺーたろー / 納富 隼平(Notomi Jumpei)
合同会社pilot boat 代表社員CEO
1987年生まれ。明治大学経営学部卒、早稲田大学大学院会計研究科修了。在学中公認会計士試験合格。大手監査法人で会計監査に携わった後、ベンチャー支援会社に参画し、300超のピッチ・イベントをプロデュース。 2017年に独立して合同会社pilot boatを設立し、引き続きベンチャー支援に従事。長文でスタートアップを紹介する自社メディア「pilot boat」、toCベンチャープレゼンイベント「sprout」、その他スタートアップイベントを運営。得意分野はファッション・ビューティ×テクノロジーをはじめとするライフスタイル・カルチャー系toCサービス。各種メディアでスタートアップやイノベーション関連のライター、大手企業向けオープンイノベーション・コンサルティングも務める。
Twitter: @jumpei_notomi